体験談

生活保護を受けるのはどんな時?よかった事やデメリットなど

生活保護は国民の最低限度の生活をするために困っている人たちの為に必要な制度ですよね。そんな生活保護を受けた事がある人達の体験談を募集してみました。生活保護と受ける事になった過程や受けていて、よかった事や悪かった事デメリットなどを聞いてみました。

生活保護を受けて感じる恩恵とデメリット

ほんとに困ったときには利用しよう

生活保護制度を知っていたがまさか自分が受けるとは思わなかったです。なぜ受けることになったかと言えば突然脳卒中になり、長期入院することになったからです。私は自営業だったのでその間仕事ができなくなり、収入が入らないのでやむを得ず申請したのです。幸い水際作戦などもなく、すぐに申請は通って支給が決まったのです。預金もほとんどなかったのも申請が通った理由です。ギリギリの生活をしていたので、生活保護が通ったのはありがたかったです。

生活保護を受けたことで、病院の治療代が無料になったのはよかったです。これが実費ならものすごい金額になります。退院してからも体調不良のためしばらく受けていたのですが、まともに仕事ができないときに定期収入があるのはほんとに助かります。精神的にも安定するので困窮している方や病気の方は生活保護を受けることをおすすめします。悪かったことはまず最初にケースワーカーが自宅へ入ってきて調査をします。プライバシーをのぞき見されるようでいい気はしないです。また軽自動車を持っていたのですが、処分するように言われて泣く泣く廃車にしたのです。仕事で使っていたのでほんと辛かったです。それから預金調査をされることです。ケースワーカーは銀行口座を調べる権限があるのですべてわかってしまいます。

生活保護は厳しいことが多いです。

親父と2人暮らしだったのですが、私は精神障害を持っていて、親父に養ってもらっていたのですが、その親父も亡くなり、働くことの出来ない私なので市役所に行って、相談をして、保護を受けることになりました。本来ならば、自分で働いて、生活するのが当たり前ですが、何せ病気が病気だけにどうしようもありません。厳しいのは、わかっていますが、もうそれしか方法がありませんでした。今は支援センターで働きながら、保護をもらっています。

生活保護だと、毎月一定のお金がもらえるので、ギリギリですが、生活をしています。ここが良かったことです。ただし、制約があって、車には乗れません、それと毎月給料明細と月間の就労状況を報告しなければいけません。幸いにも市役所が家から近いので、役場に行くのも楽でした。後、2ヶ月に1回家に来て、状況報告と書類を書かなければいけません。すごくめんどくさいです。今後も生活保護は続くと思いますので、気が休まりません。担当のケース・ワーカーも2年くらいで変わりますので、人によってはうるさい人もいます。今の担当の人は、優しい人なのでまだ良いのですが、過去にうるさい人に当たったこともあります。とにかく、なるべくなら保護は受けたくないのですが、仕方ありません。



生活保護の有難みや私を支えてくれた生活保護について

私は、若い頃から複雑な家庭環境にあり、実の父親が失踪をしてしまいました。そのあとに母と再婚した男性はDV癖があり、その辺りから私は精神疾患を患い始めました。成人した後もなかなか精神疾患は快方に向かわず、寧ろ悪化するといった状態でした。私が成人してからしばらくして母は病気で亡くなり、それと同時に義理の父親もまた失踪してしまいました。そして私と弟だけが残りましたが、弟が家庭を離れて自立したいと言い出した為、別々に暮らす事となり、それから紆余曲折あった結果生活保護を受ける事となりました。

生活保護を受けていると決して経済的に余裕のある生活をする事は出来ません。しかしながら、毎月1日に保護費が振り込まれるといつも駅前の鉄板焼きのお店に行くのがささやかな楽しみになりました。逆に悪かった事は、大きな贅沢が出来ないという事です。月初めはささやかな贅沢が出来ますが、例えば宝飾品などを購入してしまうと市役所からのチェックが入る事があります。その他には、美味しい物を食べるくらいしか贅沢がないため、食べる事が趣味になってしまい糖尿病になってしまいました。しかしながら、生活保護受給者は医療費が無料になるので、金銭的に医療費で圧迫されてしまうという事はありません。また、生活保護はいきなり切られてしまうパターンも存在する為、いついきなり切られてしまうか、少し不安になる事もあります。しかし国に守られているという絶対的な安心感があるのも、生活保護を受けていて良かった事の一つです。私は先述の通り小さい頃から辛い思いをしてきましたが、今現在は生活保護のお陰で精神的にも安定した状態です。特に私のように精神疾患を患っている場合、生活保護はとても有難いものです。ただいずれは精神疾患も治るように努力して生活保護ばかりに頼りきりの生活にならないよう、頑張りたいと思っています。

学生時代に生活保護を受けた体験談

当時両親と私で生活していたのですが両親が離婚することになりました。母に引き取られることになったのですが、父は地元では有名な人で知り合いも多かったため、離れたところで生活するために親戚の家へ。そこも生活は苦しいですし家は狭いので長くは住めません。本当に仮住まいという感じでしたし、母親は病気をしていて外で働くことはできないので生活保護を受給することになりました。当時私は中学生だったのでアルバイトなども出来ませんでした。

お風呂のない市営住宅に入りました。もちろん少ないお金ではあったのですが、二人で生活していくには十分です。何より、安定して屋根のあるところで生活ができるというのはこんなにもありがたいものなのかと思ったのを覚えています。定期的にやってくる担当ケースワーカーさんは毎回変わるので正直ちょっと嫌味な方や適当な方もいますが、その一方でとにかく親身になって母親の障害認定のことなんかを丁寧に説明してくれる方もいました。こんな自分たちでも助けてくれる人がいるというのがうれしかったです。一方で、高校生になってアルバイトをしていたのですが収入認定されてしまい、生活保護費が減らされてしまいます。毎月ほんの少ししかプラスにならないのに必死に働いていましたが、今は学生のバイト代は認定されないそうなので今の子たちがちょっとうらやましいです。生活保護がバレて嫌な思いをしたりするようなことはありませんでした。

自治体によって違う対応

不眠症を患いまた、しつぎょうによって受ける事となりました。丁度就職氷河期の時代に就職活動したので、仕事にありつけず現在に至ります。苦しい生活の中でなんとかしたいとは思っていても、なかなか機会と体の不調で思うようにいかず生きる為にこの選択をしました。一刻も早く税金を支払えるように、就職活動を頑張っていますがなかなか成果が出ないのが実情であります。体の具合との相談なので、一度抜けても再度申請するようになってしまいます。

生活が安定した事はいい事です。悪い点の方が多い。自治体によって態度が変わります。差別的な話をされたりしますし、家庭訪問では部屋にいれなければなりません。個人のプライバシーが荒らされる結果となります。更に履歴書に空白の期間が長くなっていきます。これは面接で色々聞かれる羽目となります。かといって短期的な仕事だとなぜやめてしまったのか?などしつこく聞かれる羽目となり一朝一夕には行かない。本人に悪気が無くても成果としてそれがでてこない。それと自治体を抜け出るのが大変。仕事があるところに行こうとすると、転居費用や手続きが難しい。つまり一度抜け出ないとならない。同じ所にいても仕事がないので本来は転居が自由にできるといいのですが



約5年ほど生活保護を受けていました。

生活保護を受けることになった原因は職業訓練に通っていて、職業訓練が終わった後に就職活動をしていました。何社も面接を受けたのですが、なかなか採用されず、家賃や公共料金が払えなくなってきて、とうとうお金がなくなってしまったので市役所の福祉課の生活保護係の窓口に行き、生活保護の申請をしたのです。母はデイサービスに通所していて、母に生活保護を受けることを話しました。生活保護を受けたくなかったのですが、お金がなくなってしまうというのが響きました。

生活保護を受けていて良かったこと病院代が無料、母のデイサービス代が食費のみの支払いが良かったです。NHK受信料も不要だったことも良かったです。・生活保護を受けていて悪かったこと。車を運転できない、持つこともできなかったことです。母の定期受診で車が必要だったのですが、車を手放さいといけなかったため、介護タクシーを利用していました。あと、通勤でも車が必要だったのですが、自宅から自転車で行けて近いところに契約社員、パートでお仕事をしていました。親戚に援助をお願いする手紙を送りますと生活保護係の方から言われ、親戚は不幸があったりでお金がないことを話したのですが手紙を送ると言われました。生活保護を受けていたため、親戚にすごく迷惑をかけてしまったので本当に申し訳なく思っています。

生活保護と自立のはざま

生活保護が始まってから通院して指摘されたことですが、発達障害の傾向があるそうで、そのせいもあって生き辛さを感じていました。よって仕事が続かずに貯金も底をつく始末。途方に暮れるわけですが、借金も多少あったので生活保護受給の資格がないものと思い込んでいましたから、みずから行動に出ることはありませんでした。近所の方が助け舟を出してくれる形で区役所と連絡を取っていただき、結果として生活保護の申請にこぎつけた次第です。

生活保護を受けるようになって一年になろうとしています。この間保護費で光熱費、食費、住居費など、生活に必要な諸々を気にすることなく過ごせたわけですから、ありがたい限りです。健康面に関しても、発達障害の傾向があり、放置すると鬱に移行する可能性がある、とのことでしばらく養生をするようにと言われました。また、急な視力の低下により仕事を選ばざるを得ない状態でしたが、視力回復の手術を受けさせてもらい助かっています。保護を受けていなければどうなっていたか。 金銭的な面では一定の金額が約束されているので安心して養生させてもらっていますが、一方で問題もあるように思います。アルバイトでも何でも、収入があれば申告しないといけないのですが、その場合保護費から差し引かれることになります。一見当たり前のように映りますが、頑張って働いても保護費を大幅に超えなければ相殺されるだけなので、逆に保護生活からの脱出が難しくなります。「文化的で最低限度の生活」を保護するための制度ではありますが、最低限度の貯金もしていかなければ、自立は難しいのではないでしょうか。



未婚シングルマザーが生活保護で命と心を助けてもらいました。

子供の体が弱く、仕事をしていましたが早退や当日欠勤を繰り返していくうちに給料は月に7万程度にしかならなくなりました。家賃を払ったらほとんど残りません。貯蓄もなく電気やガスを止められたこともあります。クレジットカードを使いながらなんとか生活していましたがついにその支払いも首が回らなくなり家賃を滞納するようになりました。体調が回復しても、保育園ですぐに新しい菌をもらってきて体調を崩して…の繰り返しで、私の気持ちもどんどん追い込まれていきました。このままでは、子供の為にもよくないし何も改善されないと思い思い切って生活保護を受給しました。

生活保護を受けて良かったと思うことは子供の体調が悪ければ、完全に治るまでそばにいてあげられる事。それで子供も精神的にも肉体的にも安定し、体調を崩しにくくなった事。仕事を休んでしまっても、保護費が入ってくる安心感で私の精神状態も安定した事。約1年間受給した後、これ以上保護を受けなくてもやっていけると自信がつき生活保護を卒業しました。しかし、受給中は家庭訪問があり近所の人に生活保護を受けていると思われていないかいつも気にしながら生活をしていました。もちろん担当の人もインターホン越しに生活保護課です、なんて事は言わないですが…本当に生活に困り受給している人が大半ですがごくごく一部の不正受給をしている人達のせいで肩身が狭いと感じる事はありました。

離婚を機に突然動けなくなった私

子供がまだ5ヶ月の時に夫と離婚をしました。生活は苦しかったですが子供をきちんと育てたいと思い、頑張って働き、子育てをしていましたが離婚して2年後に突然、布団から起き上がる事ができなくなりました。食欲もなく何をする気にもなれませんでした。前兆はあり、2ヶ月位前から眠る事ができない日がありました。職場に行くこともできず、やむ終えず退職しました。精神的に参ってしまったのかもしれないと思った私は心療内科を受診。うつ状態になっていて、すぐに入院しました。その時、病院のカウンセラーの方に生活保護を受けることをすすめられました。

生活保護を受けて良かったことはお金の面で悩まなくなったことです。働いていた時に私の収入では毎月やりくりが大変でしたが、なんとか生活ができていました。体調が悪くなって職場を退職してから、毎日どうやって生活をしていこうか悩んで頭がいたくなっていました。貯金もなく、親がいない私は頼る人がいませんでした。その時生活保護をすすめられて実際に保護を受けることになり私の悩みは解決しました。悩むことがなくなって少し楽になり治療に専念することができるようになり、とても感謝しています。悪かったことは特にありませんでしたが、生活保護を受けていることに少しだけ罪悪感がありました。悪いことをしているわけでは、ありませんが生活保護は自分とは関係のない話だと思っていましたし、マイナスにとらえていたので自分が生活保護を受けている事をまわりに知られたくないと思っていました。

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