夏になると、不動産業界でも事故物件の話題がちらほら出てきます。もちろん、事故物件は夏だけの起きる訳でもないのですが、夏といえば、怪談ですよね。そこに取っ付き安いのが事故物件です。
筆者としても、実際に事故物件の案内をしたり、物件資料を見たり、、管理しているマンション内で死者が出る事があったりと、、、不動産業界を長くなっていれば、人の生死というのは必ず付きまとってきます。不動産という人の住む為の部屋がいかに人の人生に携わっているかという事を再認識させてくれる訳です。
事故物件って実際どれくらいあるの?
事故物件ってよくテレビなんかでも特集されていたり、芸人さんの話になったりと、、色々な所で引っ張りダコですよね。それだけ話題性があっていいのかもしれませんが、実をいうとそんなにたくさんある訳ではありません。
もう少し不動産屋的に言うと、「そんなにおおっぴらになっている事故物件はありません」
ほとんどの事故物件が地味です。地味に事故物件になっています。笑
夜に寝ていると女の人が、、とか。
5階なのに、ベランダの外を誰かが歩いている、、とか、、。そんな話ありません。
まー、、全体で言う所の1%未満という方が正しいかもしれませんね。お目にかかることが難しい、事故物件をあえて探そうと思っても難しい。という感じが正解です。
事故物件って安くない?
ごくごく稀に、「事故物件でもいいからとりあえず安いの探して」とか「安い事故物件に住みたいから探して」と謎の上から目線でご依頼をして下さる方もいます。
こちとら事故物件に住んでやるんだから、いくらでもあるだろ?的な雰囲気で来店をしていただくのですが、事故物件ってそんなに甘くありません。
事故物件の安くなっている相場は 個人的な感覚では 1割程度です。
60000円の物件が6000円安くなって 54000円 くらいの話です。
これっていうと、一般の人が見ても、事故物件。。ってわからないレベルの相場だと思います。6万の物件が3万ででていれば話は変わりますが、そうではありません。
相場に精通している不動産屋の営業マンが見て、「これなにかあるな~」みたいな感じです。
それでも事故物件はすぐ決まりガチ
上記のように相場の一割程度の安さだと、、えーーそんなので事故物件なんて住みたくないよ~。と思われるかもしれませんが、事故物件は結構すぐ成約します。笑
不思議なのですが、1割でも安いならお得じゃーん。と考える人が一定数いる訳ですね。これは外国の方に多いですが、あまり気にしない。という人も実は多いのです。
私たちがよくテレビで見ているような事故物件は結構盛られている話も多いのかと思います。
それで、ご飯を食べている「大島〇る」や「松原タ〇シ」さんなんかの話を聞いているとその傾向も強く感じますよね。
ちなみに、大島てるに関してはこんな記事もあります。
どんな情報も信じすぎてはだめなのかもしれませんね。。ネットの情報を使うのか使われるのか、、あなた次第です。という事です。笑
賃貸で心霊現象?怖い事あったよ体験談
では、ここからは賃貸×おばけという事でいくつか体験談を募集してみました。
部屋に入ると足が熱くなる理由
5年前に引っ越しをしたときのことです。新しいハイツだったので、外装もおしゃれでとてもきれいだったので、こんなところに住めるなんてとウキウキしていました。引っ越し祝いに来てくれた仲間からも羨ましがられていたのです。引っ越してから1か月がたち、忙しくしていたのですが、不思議と友達があまり家に来なくなってしまいました。「どうして来てくれないの?」と友達に聞くと、あなたの部屋に入ると、足が熱くて熱くて、いられないのと言われてしまいました。どういうことなのかとかなり混乱しましたが、ある時、ご近所さんが話していることを小耳にはさんでしまいました。このハイツが出来る前は、戸建で火事で全焼したことを知りました。霊能者の人に相談すると、火事があったところはなるべく避けるように言われたので、とてもきれいなハイツでしたが、すぐに引っ越しすることにしました。いくら新しい建物でも、以前どういった場所だったのかを知ることも必要だと思いました。
やっぱりお化けだった!
築30年の古いアパートに住んでいた時に、床が急にパキパキと音を立て始めたり深夜0時を回ってから玄関のチャイムが鳴ったりという現象に見舞われました。
気のせいかな?とやり過ごしていましたが、ある日遊びに来た霊感のある友人が台所の方を指差しながら「あそこに2人いるよ」と言い出した時には流石に鳥肌が立ちました。その後も、家の飼い猫が何も無い虚空をじっと見つめている場面にしばしば遭遇しました。
そんなある日、同じアパートに住むおばさんと立ち話をしていた時に聞かされたのは「あなたが入居する前にその部屋で亡くなった人がいてね…」という内容でした。
事故物件であることを知らされずに数年間住んでいた部屋が急に怖くなり、今までの様々な不思議な体験も辻褄が合うと納得しました。結局それからすぐにその部屋を引っ越しました。私も飼い猫も元気で暮らせてはいたので、きっと悪い霊ではないと思うのですが…。
霊感なんてなくて良かった
私が専門学校の学生の時の話です。
専門学校の寮に住んでいたのですが、私は霊感とかが全くありませんでした。(当時も今も)
ある日霊感の強い友達が止まりに来たのですが、その夜初めて幽霊の恐怖を感じました。
その日部屋には3人泊まっていたのですが、ふと目が覚めて気づいたら風もないのに小刻みに網戸が揺れていたのです。
それからずっと朝方までその小刻みな揺れは続きました。
その晩は恐怖で眠ることが出来ず、朝まで起きていました。
そして朝になり、友達と夜中にあったことを話していたのですが、霊感の強い友達が言うには何人かの霊たちがベランダの外で中に入ろうと戸を揺らしていたらしいです。
私も霊っていうものを信じられなかったのですが、本当にあるんだなってその時に思いました。
その後調べてみるとその学校では昔、リンチなど亡くなった人が何人かいたそうです。
霊感のある人は四六時中感じているのかもしれません。
殺人事件のあったアパートに住んでいた時の事です。
以前、ロフト付きのアパートに住んでいました。
そこは、殺人事件のあったアパートでした。
田舎なので、そういった話は広まりやすい環境でした。
ただ内装は綺麗で安かったので、入居しました。
当時は貧乏で食べるものにも困っていたし、
ロフトに憧れていた時期でもあったのです。
住んで暫くした夜の事です。
霊感などないと思っていたので、油断していました。
ロフトで寝ていたのですが、下の床からミシミシというラップ音がしました。
だんだんと今度は、ロフトの階段を上って来るような音が聞こえてきました。
瞬時に殺人事件の事を思い出し、恐怖しました。
金縛りにはあっていませんが、動けずにいて逃げることも出来ずにいました。
そのまま強く目をつむり、布団を被ってやりすごしました。
起きるといつの間にか気絶したのか、寝てしまったのか分かりませんが朝になっていました。
後に詳しい話を知人に聞くと、前の住人はロフトに上る途中で刺されて亡くなったとのことでした。
その後、直ぐに引っ越したことは言うまでもありません。
一見普通の物件でしたが・・・怖かったです。
30代男性、職業は会社員です。よく幽霊が出る部屋は、内見したときから何処か陰気な雰囲気がしたとか、好条件の物件にしては妙に安かったなど、後の怪異体験を暗示する予兆を感じさせる報告が多いですが、私が借りた部屋は特にそういったものはありませんでした。ただ今考えると、不動産業者が契約を嘗ての自分の経験に照らし合わせてもやや過剰なくらいスムーズに進行させてゆくのが少々変だったでしょうか。丁度よい間取りで日当たりも程よく、最寄り駅からもすぐ近くとは言えませんが充分歩いて行ける距離にある物件で、家賃も相場より気持ち安いかなという程度の設定でした。室内は掃除が行き届いていて清潔に保たれており、設備も整っていて申し分のない部屋だったと思います。そして妙に甘い香りが漂っていました。若い女性が化粧をした時のような。それははっきり覚えています。とんとん拍子で契約し、引っ越してきてから数日の間は何も変化はなかったのですが、ある日シャワーを浴びていると自分以外の気配や物音がしたような気がしました。そして室内の掃除をしていると女性のものと思われる若干長めの毛髪が落ちている場合があり、だんだん気持ち悪く感じるようになりました。そして更に数日後、蒸し暑い夜でしたが何故か室内が妙に寒く感じられ、ベッドの中で丸まって寝ていると白い影のような物体が風呂場から現れ私のベッドに潜り込んで来るのです。怖くなって逃げようとしてもその物体にしがみ付かれ身動きが取れません。やっとの思いで体を動かし部屋から飛び出て、その晩は友人の部屋に泊めてもらいました。翌日朝一番で不動産業者へ行き、昨晩起こった現象と契約解除を申し出ると、その業者は、実はその部屋は以前金融業者の愛人が住んでいて、痴情のもつれから室内で自殺したこと、さらに発見が遅れて遺体はかなり腐乱した状態で見つかったことを淡々と私に告げました。いや、正直本当にこんな恐怖を自分が実際に体験するとは想像できませんでした。
気持ち悪いクローゼット
進学のために上京し都内で一人暮らしを始めたときの話です。学校から電車で通学のしやすい、家賃も見た目もごくごく普通の学生アパートだったのですが異変は初日から感じました。部屋にひとりでいると、背後のクローゼットからひっかくような音がかすかに聞こえるのです。テレビなどを付けているとわからないのですが、静かに本などを読んでいると、一日に2、3回カリカリといった小さな音が聞こえます。ねずみでもいるのかなと最初のころはクローゼットを探しまわったのですがなにもみつかりません。音がとても小さなこともあり、どこかの部屋の生活音が漏れているだろうと気にするのをやめました。入学して最初のGWに、バイトで実家に帰らない私を心配して母親がアパートに泊まりにきました。私がバイトから帰ると、アパートにいた母がこれはどうしたのかとクローゼットの奥を指さします。私がぎゅうぎゅうに吊り下がっている服をかき分け奥まで覗き込むと、壁一面に爪で何度もひっかいたような傷跡が無数にあります。気持ち悪くなって、翌日母と新しいアパートを探しにいきました。
一人暮らし、初夜。襲ってきたのは古の無念。
引越しの荷物も一通り片付けが終わり、いよいよ人生で初めての一人暮らし。1Kの賃貸物件。田舎だから、家賃の割に結構部屋は広い。ベッドは置かずに布団にしたおかげで余計にその部屋の広さが際立つ。2日後には大学の入学式という、先々は楽しいことしかないという浮かれた想いで多少興奮状態にあっても、慣れない布団であっても引越しの疲れもあってかすぐに寝ることができた。
夢の中。遠くの方で誰かが自分の名前を呼んでいる声が聞こえてくる。「お〜い、お〜い、○○。お〜い」。繰り返し、自分の名前を呼んでいるが、そこに声の主は見当たらない。気にせず、夢の続きを楽しもうとしても、しばらくするとまた聞こえてくる。だが、相変わらず声の主はどこにもいない。
しかし、何か重たいし息苦しい。夢の中では、思いと体が一致せず、宙に浮いたような心地になることはあるが、今回はそれでもない。これは何か違うと急遽夢をシャットダウンし、目を開けるとそこには仮面をつけた侍が私に馬乗りになっている!「お〜い、お〜い、○○。お〜い」と、静かに自分の名前を呼び続けている。片手には黒光りする刀がゆらゆらと頭上で動いている。「やばい、こいつか!殺される。死ぬーーっ!」と、目を瞬いた直後、そこには引越ししたばかりの部屋がしんと静まり帰っていた。一人暮らしの初夜にまさか金縛りに遭うとはなんとも幸先の悪い大学生活だなと、寝汗を拭いた。
旧東海道沿いにあるこの賃貸物件。遠い昔から数多くの侍がこの地を通っていたのだろう。中にはこの場所で無念の死を遂げたものもいるかもしれない。
初めての一人暮らし
10年以上も前のことです。私は高校を卒業し、県外の大学に進学しました。県外と言っても電車で1時間程の距離なので、実家から通学できない距離ではなく親も反対していました。しかし、憧れだった一人暮らしをどうしてもしたかった私は、家賃がなるべく安い物件を探し、半額は自分で払うという条件で一人暮らしを始めました。家具を揃え、生活を始め、1週間ほど経った時に異変が起こりました。買い物から帰ると、クローゼットが開いている。少しではなく、完全に開いているのです。建てつけが悪いのかな…と最初は気にしませんでした。しかし、その異変は続きました。お風呂に入っているとリビングからドン!!という音。あわてて見てみると、またクローゼットが開いていました。怖くなったので友人を呼び泊まってもらうことに。友人は部屋に入るなり、クローゼットを指差して「あの辺、なんか気味悪くない?」と言いました。実は…私が理由を話すと、「怖いね、でも大丈夫」と傍で寝てくれました。夜中、ふと目が覚めると、またクローゼットが開いていたのです。そして傍に居た友人が居ない。クローゼットから何か出てくる。黒い影のようなもの。天井を歩いている。一体だけじゃない。何体も、何体もクローゼットから出てくる。列を成してぞろぞろと。私は悲鳴をあげ気絶しました。友人の呼ぶ声で目が覚めました。目が覚めたので近くの自動販売機までジュースを買いに行っていたらしい。天井を見上げると、ゼリー状の雨漏りのようなものが沢山ありました。あの影が歩いた足跡のように。大家さんに事情を説明すると、古い物件だから雨漏りか何かでしょう、と簡単に片付けられました。奇妙な現象については一切相手にしてもらえませんでした。私は実家に帰ることにしました。大学を卒業する頃にはその物件は取り壊されていました。
部屋の入り口にいるのは・・・
そこは私と主人が初めて2人で暮らした1Kの小さなアパートでした。白を基調とした部屋で、部屋にはダブルベッド、その横に鏡台が置いてありました。
実は私の主人には霊感があります。
ある夜2人で寝ていると、主人の様子が何やらおかしいのです。玄関・キッチンを通り抜けた部屋の入り口に、誰かがいると言うのです。主人の指差す方向を見ましたが、私には誰も見えません。主人は「女性、それも少し年配の女性が見える。何やら怒っている。」と言います。怖がる私に「黙っていて。集中するから」と主人。その女性は私が過去であったことがある人で、彼女は私に何かを伝えようとしているそうなのです。主人が「ベッドの下に何かを感じる。そこに何かが隠されている。」と言います。何があるのか恐る恐る見てみると、そこにあったのは編み物の棒と毛糸でした。実は主人に見えていた女性は、かつて私のご近所に住んでいた奥様だったのです。とても上品で感じの良い方で、私は子どもの頃編み物を教えていただきました。数年前に旦那様に続いて奥様も亡くなられたと聞きました。奥様の指導のおかげで、私はマフラーを1人で編めるようになったのですが、それ以来なかなか編み物をすることがありませんでした。それを残念がって今回私たちの部屋に現れたようなのです。私たちが編み物の棒と毛糸を見たその瞬間、女性はサッと立ち去って行きました。
それ以来私は彼女の助言を聞き入れ、編み物を独学で学んでいます。そして今では編み物を仕事としています。
私の居心地の良い感覚だと思っていたのに
これは私が10年前に住んでいたアパートでの出来事です。当時中学生だったのですが、いつも誰かと喋っていました。周りから見ると、独り言をブツブツ言っているようにしか思えないことでも、私にはその姿がはっきりと分かります。その時、初めて霊感があることに気付かされました。そんな矢先、また、いつものように幽霊と喋っていると、その後から段々、体がだるくなり、高熱が続きました。すぐに病院へ行きましたら、ただの夏風邪だと診断されました。しかし、薬を飲んでも熱は一向に下がりませんでした。幾つかの病院に通っても、病状が回復しません。見るに見かねた父親が「幽霊の仕業かもしれん」と言い出し、知り合いの霊媒師のところへ連れて行かされました。すると、その人から言われた一言に衝撃を受けました。「悪霊が取り憑いているからすぐに浄霊しましょう」とりあえず、言われるがまま従いました。どうやら、悪霊だと知らずに自然と会話していたみたいで、仲良くなるうちに体の中に入り込んでいったようです。浄霊してもらった後は、熱が下がり、体が軽くなりました。父親には本当に感謝しています。ただ、一つだけ嫌なのは悪霊とも仲良くできる私の体質が受け入れられないことです。